今回から9回にわたり、QMA2の各形式を見ていきたいと思います。というのも、賢竜杯IIは3回戦から「形式縛り」というルールがあります。
そこで、各形式の長所・短所も含め、大会視点からそれぞれの形式を考察してみたいと思います。
金剛賢者10名によるアンケートにより、各形式を「知・見・技」の3つの視点から評価。加えて、各回で
「使い手は語る」と題して、その形式の使い手の皆さんからのコメントも紹介します。
賢竜杯IIでもその形式が飛び出るのかどうか。この辺りの駆け引きも、観戦のポイントですよ!
さて、早速第1回の今回は
「○×クイズ」から見ていきましょう。
○×クイズ 最も原始的かつ最もスリリングな究極の形式。問題文の正誤を当てる、各種試験でもお馴染みの方式。
QMA2では、1に存在した「出方見切り」が消滅。また分岐問題が出題されるようになったため、「見切り」要素が若干薄まってしまった。スピード戦になった場合、解答未確定状態での「死のダイブ」が、結果を左右することもあり得るだろう。
一方でクイズとしての○×は、より魅力的な問題が増えたとも言える。思わず「へぇ〜」とうならせる良問も多い。
識者10名による評価 各形式を「見」(見切り)、「技」(タイプ)、「知」(問題難度)の観点から5段階評価(1=易しい<<<5=難しい)
「知の難易」2.8(7位) 1度間違えたら正解自体は判明するため、未見・既見という要素は非常に重要。とはいえ、解らなくても50%に賭けられる。
問題数は多いが、条件分岐問題の覚え分けが出来れば、知識への負担は少ないかも知れない。もっとも今後、分岐問題で「前フリ×→〜ですがも結局×」のようなイレギュラーな出題がされると、見切りと合わせて熱くなる可能性を秘めた形式といえる。
「見の難易」2.4(7位) 選択肢は全問題「○」「×」なので、問題文見切りに100%依存。QMA2では、問題のめくり方が統一されたため「出方見切り」は不要となった。もっともその分「分岐有無見切り」や従来の「位置見切り」が、より重要な地位を占めるようになっているのだが。
ただ、総じてQMA1よりは、易しくなった。点差がつきにくくなり、武器としては使いづらいかもしれない。
「打の難易」1.1(9位) パネルを1度押すだけ。パネルも大きく、特に何の技術もいりません。が、むしろこれを20秒以内に押せないと、それはそれで凹むかも知れない…。
「総評」 ○×は1度問題をこなせば正答自体は解ってしまう。確かに問題数は多いが、ただ正解するだけならダイブするだけでも50%可能なので、カテナチオ系防御型にはかえって不向きか。一方で見切りを極めても、セーフティポイントリードを奪うことのできるかどうかは微妙で、同正解数勝負になった時の攻撃力としては不安が残る。
とはいえ、全員正解前提の現代のトーナメントでは、この形式の誤答は即致命傷となりうる。未見・既見の差が顕著に表れるため、カバー率を高めておくことは非常に重要。
にもかかわらず、初期出現形式のため予習をせずに★2のままにしているプレーヤーも多い。そのためか、決勝の★5級問題が、一発逆転のキラー問となりうる可能性を秘めている。
使い手は語る 皆様はじめまして。m(__)m 雑学〇×を心から愛する漢「U16」と申します。〇×への熱い思いを語りたいと思います。読みにくかったらすみません…
何故〇×を使うのか?
私の場合はやはり『単純に使ってて楽しいから』ですね。勝ちにこだわるなら他の形式を使うと思います。
自分が好きな形式で熱い勝負を楽しむ。さらに出来れば勝ちたい!単純にそれだけなんですよ。
ただ勝つだけじゃ駄目なんです。私は『勝ちの美学』みたいなものがあると思います。それが私の場合は『雑学〇×で勝つこと』なんでしょうね。
〇×はやはりクイズの基本だと思います。特にQMA2では問題の質が良い(と思う)し、当たり前だけどQMAでは唯一の2択形式ですからね。
特に単独正解時の気持ち良さはとてもじゃないけど言葉に出来ません(笑)
『単独正解時の気持ち良さ』が〇×を使う1番の理由でしょうか!?
攻略面では「分岐の有無」と「類似問題の有無」に気を付けるぐらいでしょうか?
あとは問題数が多いので初めて見る問題は出来るだけ良く考えて答えるようにしています。
以上、簡単ですが〇×について語らせていただきました。それでは今後も対戦よろしくお願いいたします。
・・・たまには〇×出して下さいね〜(笑)[コメント者紹介:U16氏]
ガルーダ寮所属。使用キャラはユリ。QMA1末期のスパイラル期を見事に克服し、QMA2ではランカー入りを果たす。雑学○×は1の頃から使用するこだわりの武器。ホームはチャリオット六方店(千葉)。
U16氏のblog→「U16日記」 次回は4択クイズを紹介!お楽しみに!