賢竜杯IIは選手128名という、QMA史上類を見ない大規模な大会となるのだが、それを支えるのが、当日のスタッフ達。こちらも25名以上という、1つ大会が開けてしまうほどの大所帯である。
そこで、今回はスタッフに光を当ててみたいと思います。スタッフから見て、賢竜杯IIに馳せる思いとは。その魅力とは。
今回はスタッフチームからせんぶん氏に、原稿を寄せて頂きました。早速どうぞ!
こんばんは、賢竜杯Uでスタッフをやらせて頂きます、 「せんぶん」と申します。
今回は「賢竜杯IILIVE!」からのご依頼を受け、僭越ながら筆を執らせて頂きました次第です。
賢竜杯Uでも25人近くのスタッフが運営に関わります。
参加される皆さんとは、会場での受付や対戦時のパネル操作、
そして勝ち抜いた場合のくじ引きなど、
様々な場所でお会いすることになると思いますので、
当日はよろしくお願いします。
スタッフの立場で感じるのは、
多くの人の動向を見学者よりも近い場所で定点観測できるところに面白さです。
賢竜杯Uでは、128以上の人、256以上の眼でプレイを見つめられる世界です。
これまで多くの大会に参加してきた身から言いますと、
ホームが変わるほど、人の目が多くなるほど、
想定の範疇を超える緊張・興奮が参加者の皆さんを襲います。
自分の出番の直前になってより高まる心拍数。はち切れんばかりの鼓動。
大会参加者にとってこのようなメンタル面の動きは、
避けては通れない道だと思います。
そこで、スタッフという立ち位置はどういうものか。
それは、運営をしながらも、
この参加者の感情の高揚から来る一挙手一投足を間近で見ることのできる位置であり、
順当や番狂わせが茶飯事的に起こる現場を目撃できる第三者の立場なのです。
運営側でありながら非常に天邪鬼ではありますが、
皆さんの生の息遣いを見られるのはとても楽しく、
そしてこちらも興奮を感じられることなのです。
なぜスタッフの立場からそれを感じ取れるのか。
それは、賢竜杯スタッフがお店の店員さんでもなく、
ましてやコナミから派遣された社員さんでもなく、
同じQMA2というものを嗜んでいる共有者であるからです。
そこにいるスタッフは敵でも味方でもない「仲間」だからです。
全てのプレイヤーの方々と問題を共有し、一喜一憂できる「戦友」なのです。
当日はスタッフと参加者、はたまたスタッフと見学者という立場で
お顔を合わせることになると思いますが、
是非ともQMAという楽しみを共にする「仲間」として声をお掛けいただき、
皆さんの緊張をほぐす一助となれば幸いです。
スタッフ経験者、大会経験者らしいことを述べるならば、
賢竜杯を含めた多くの大会で言われていることの1つに、
「くじ引きには鬼が潜んでいる」という伝説があります。
過去の賢竜杯Tでは、自ら「順番当てが苦手だ」と称する方々が、
形式縛りのくじ引きでもれなく「順番当て」を引き当て、
武器に順番当てを選ばざるを得なくなる、ということがありました。
ゲームシティ板橋で行われる賢王杯では、
1回戦のくじ引きで上位ランカー4人が同じ対戦に含まれる、
いわゆる「潰し合い」になることが非常に多く生じており、
くじ引きから、恐ろしい事態が常に生じています。
賢竜杯は敗者復活なしの完全ガチンコ勝負。
鬼に睨まれないような強運も忘れず携帯して、当日お越し下さい。
それでは、数メートル離れたスタッフ席から
皆さんの熱戦を見届けていたいと思います。
賢竜杯という一大イベントを成功させるべく、
当日は参加者、見学者、スタッフ全員が一丸となってがんばりましょう。
そして、思い切り楽しんじゃいましょう!
5月21日、国分寺でお待ちしておりますヽ(´ー`)ノ [コメント者紹介:せんぶん氏]
ロマノフ寮所属。使用キャラはラスク。QMA1時代から板橋大会を中心に活躍。各種大会レポートなどで、プレイヤーの大会交流の盛り上げに大きく貢献。賢竜杯Iでもスタッフ参加の経験を持つ。一方で、プレイヤーとしてもなかなかの実力者で、武器の芸能はなかなかの切れ味を持つ。また、氏の真の面白さは…当日を期待!?
ホームはビッグアップル(埼玉)。また都内の店舗にもよく顔を出している模様。
せんぶん氏のBLOG→「non-fiction style」